江戸時代の終わりからの歴史を持つ栃木県益子町の焼き物「益子焼」。
厚みや重みがあって、ぽってりとした姿が特徴的です。
もう一つの特徴が益子焼の土の質感。
砂気が多く、素朴な味わいがあたたかな手触りを感じさせるところも魅力のひとつです。

益子町にある、陶芸家・成井恒雄さんがおこした窯「成井窯」では、今もその遺志を受け継ぐ陶工さんたちによって、登り窯に火を点け続けられています。

そして「成井窯」で象られた器に、絵付けによって新たな息吹を吹き込んだのが、益子町出身の日本を代表する写真家・高橋恭司さんです。
高橋恭司さん独自の感性と創造性が盛り込まれて生まれた器は「炎画」( ヒビ) と名付けられました。
成井窯と高橋恭司さんの共同制作がはじまって、数回に渡って窯から出されています。

益子の風土、土から生まれた成井窯によるかたちと味わい、そしてその上に描かれた高橋恭司さんの彩りのマリアージュは新鮮で趣深くもありながら、自然や感性のエネルギーを感じさせます。


[豆蓋皿]
サイズ:高さ5.2cm/口径7cm
*店頭商品かつ一点もののため、ご注文時にすでに在庫切れの場合がございます。何卒ご理解賜りますようお願い致します。

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器について
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原土に近い粗めの粘土を好んで使用しているためキズやヒビが入っている場合があります。
登り窯は薪の炎だけで場所により1200度程の高温になる所もあるため、窯内は炎のむらが非常に多く、それが作品に様々な模様を生み出す要因になりますが、反面キズにもなりやすいという側面もあります。そして、そこにさらに恭司さんのイレギュラーな絵付けが加わりますますコントロール出来ない不安定な自然の要因の中から偶然産まれた作品が「炎画」です。

*こちらの作品は取っ手の上部に一部ヒビが入っております。性質上問題ございませんが、ご購入の際はご理解賜りますようお願いいたします。
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高橋恭司 Kyoji Takahashi

1960年生まれ。栃木県益子町出身。写真家。
90年代より広告や海外雑誌『Purple』などで時代の本質を鋭く捉えた美しい質感のある写真を発表し、今日の写真家に多大な影響を与えている。個展「夜の深み」(2016年・nap gallery)、グループ展「Elysian Fields」(2000年・ポンピドゥーセンター)ほか。写真集『The Mad Broom of Life 』(1994年・用美社) 『ROAD MOVIE』(1995年・リトルモア)、『Takahashi Kyoji』(1996年・光琳社出版)、『Life goes on』(1997年・光琳社出版)など多数の作品集を出版。